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コラム ~ 高山文彦

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2015年09月06日

台風被災から10年を迎えて

 社長の髙山です。本日は雨に加えて落雷の危険があり、やむなく休園といたしました。申しわけありません。
 本日9月6日は忘れられない日です。10年前の今日、台風によって高千穂鉄道が被災し、全線運休→復旧断念→廃線へと至ったからです。
 私たちあま鉄は、だからといって、何か特別なイベントを催すつもりはありません。レールも駅舎もトンネルも鉄橋も往時のままに残された路線を、長雨や台風に泣かされながら、あしたこそ、あしたこそと、お客様を乗せて走るのみです。
 思いがけず社長になったのは、2008年1月のことでした。復旧断念への嘆きと悲しみ、憤りを胸に、復興運動に仲間たちと取り組んだ日々が嘘のように、冷たい雨が何年も私たちの頭上に降り注ぎました。
 はじめは駅舎さえ使わせてもらえず、ようやく事務所を駅舎に移してからは、日向市の方から寄贈頂いた木製トロッコを手で押しはじめ、そして路線点検用の2人乗りのカートを4人乗りに改造して、国道に架かるコンクリ橋を越えた地点までの往復運行を開始。それから軽トラ改造車「雲海号」を山下自動車の山下社長につくってもらい、天岩戸駅までの往復運行に至ったのが2011年8月でした。2013年夏から、やっと高千穂鉄橋を渡ることができるようになりました。
 いまではたくさんのお客様にご来場いただき、「スーパーカートに乗りたいんですが」と言ってくださる方の声を聞くたびに、「ああ、認知されて来たんだなあ」と、うれしくなります。
 高千穂鉄道の廃線は、台風が原因ではありません。台風が来る年の5月には、すでに地元紙に「県、廃線含みで検討」との記事が載っています。台風被災は廃線の時期を早めただけでした。
 私たちは今、高千穂町域のみを走っています。隣り町からも線路活用の動きが生まれることを望んでいます。そして両町域がひとつに繋がれば、日之影温泉駅までの往復運行が可能になります。でも残念なことに、影待駅のレールは撤去されており、鉄橋もありません。さてどうしたものか…。
 いま、自分たちの為すべきは、やはり高千穂町域の運行を多少の雨でも可能にする新車両の導入です。乗れずに帰って行かれるお客様を、ひとりでも多く乗せてさしあげなければ。そして売上げを伸ばし、会社としての体力をつけることです。
 あと何年かかるかわかりませんが、高千穂駅から出た車両と日之影温泉駅から出た車両が深角駅で出会い、合同で花見をする光景を夢見ます。 

2013年12月31日

社長より

高千穂あまてらす鉄道               代表取締役社長 髙山 文彦

皆様、私たちあまてらす鉄道は本日、平成25年最終日を無事に終えることができました。
この1年間、本当にお世話になり、ありがとうございました。

本年は、わが「あま鉄」にとって、記念すべき年となりました。
7月21日からの高千穂鉄橋越え往復運行は、おかげさまで大好評を博し、当初夏休み期間限定の実証実験であったのが、9月、10月、11月(12月1日を含む)と運行期間を限定的ながら延長することができました。

そして、平成25年1年間の総入場者数 10,313名、総乗車数 8,985名と、平成17年の台風被災後の「あま鉄」営業開始以来最大規模のお客様を迎えることができました。

去年が終5000名であったことを考えると、夢のようです。
感謝・感動でいっぱいです。

反省点もさまざまありましたが、ひとつひとつ経験のなかで乗り越えていき、将来に活かそうと考えています。

来年は、もう一歩先へ希望をつないでいきたいと、役員・職員一同燃えています。
こうして希望へ踏み出すことができるのも、ご来場くださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。

どうぞよいお年をお迎えください。
                              2013.12.31 

2013年10月04日

皆様へ

皆様へ


鉄橋越え運行についてのご理解とご協力を


               
                 高千穂あまてらす鉄道代表取締役社長 髙山文彦



 私たち高千穂あまてらす鉄道は、今年7月20日から高千穂鉄橋を渡りはじめました。
台風災害から8年、待ちに待ったうれしい出来事でした。

 夏休みに限った実証実験としてこれを開始し、ひと夏で4300名あまりのお客様にご来場いただき、高千穂駅は昭和47年の国鉄高千穂線開通以来はじめて、驚くほどたくさんの方々の笑顔で連日華やぎました。本当にありがとうございました。

 その結果、おかげさまで9月以降も断続的にではありますが、鉄橋越え運行をすることができております。

  これからの紅葉シーズンは、別掲日程にあるように10月、11月あわせて26日間の鉄橋越え運行をいたします。とりわけ10月26日から11月17日までは、水、木の定休日を除いて連日の運行となります。



  しかし、まことに残念ながら、それ以外は毎日というわけにはいきません。また、いまのところ12月から来年3月いっぱいまでは、鉄橋越え運行を「しない」ことになっております。

  ここで皆様にご理解いただきたいのは、鉄道に関係するすべての敷地や線路やトンネルや鉄橋が、私たち会社のものではなく、高千穂町の持ち物であるということです。
私たちは敷地をお借りしている店子なのです。
鉄橋越えはおろか、現行の高千穂駅―天岩戸駅間の往復運行についても、高千穂町の許可なくてはできません。

  鉄橋越え運行については、高千穂町としても前向きであるからこそ、私たちの熱望を認めてくださったわけですが、さまざまな安全面への心配から「連日運行」については規制をかけてこられるわけです。



  お客様から「なぜ今日は鉄橋を渡れないのか」との質問を、たくさん頂戴しております。
当然の疑義であろうと私たちも思います。
私たちだって「連日運行」をしたいのですから。

しかし高千穂町としては、より完璧な安全対策をこうじたうえで、お客様をお迎えしたいとの考えがあり、「連日運行」は避けたいと規制をかけてこられるのです。
とくに鉄橋は水面から105メートルの高さにあり、管理責任者である高千穂町は事故が起きるのを恐れているのです。

貧しい会社ゆえ、不備な点も多々あります。
いま何か起こったら将来の展開が不可能になってしまう、との考えもあるのではないかと推察します。



私たち高千穂あまてらす鉄道は、毎日細心の注意を払い、安全対策の徹底をはかっております。
そして私たちの夢は、鉄橋越え運行にとどまるわけではありません。
その先へ、またその先へと運行距離を延ばしていきたい。

これを実現するためにも、いまを大事に生きていきたいと思っています。

どうか飛びとびの鉄橋越え運行について、皆様のご理解とご協力をお願い申しあげます。


平成25年10月3日  
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